アコースティックギター(アコギ)の弦高調整 備忘録

今回もDIYネタです。

 

ここのことろDIY系の話が多いのは、実は先月中旬に左足の指を骨折してしまったので、体を動かすスポーツ系のことはほぼ何もできない週末を過ごしているからなんですね。

 

まあ、足の指だからビンディングで固定するロードバイクなら大丈夫かな、と思って試しに乗ってみたのですが、そもそも指を固定している簡易ギブスと靴が干渉して痛くてダメ。

 

ゴルフも練習くらいできるんじゃないかと思い、クラブを軽く振ったら左足に体重が移った瞬間に激痛が。。。

 

無理ですね。お医者さんの言う通りに大人しくしてましょう。

 

 

さてさて、早速本題です。

 

以前にこのブログで紹介した、アコースティックギターなのですが、どうもハイコードを押さえるのが辛いので弦高調整をしようかと。

 

実は、弦高調整を一度やっているのですがまだ高いようです。

 

アコギの弦高調整ってサドルをやすりで削りながら高さを下げていく、という今の時代からすると超原始的とも思えるやり方で、なんとかならんのですかね?

 

さてまずは弦高の測定です。

6弦(太い方)と1弦(細い方)を直尺(ステンレス製の定規)を使って測定します。

測定は必ず全弦がチューニングされた状態で行います。

 

まず6弦。12フレットのフレットの最高部から6弦の下面の間を測定します。

3.5mmくらいですかね。

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 次は1弦です。

だいたい2.6~2.7mmくらいです。

 

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 ものの本によると、アコギの弦高は、、、

6弦 2.5mm~2.7mm

1弦 2.0mm~2.2mm

、、、とのこと。

一度サドルを削ってしまうと元に戻せないので、上記数値の上限値を狙うことにします。

 

さて現状実測が、、、

6弦 3.5mm

1弦 2.6~2.7mm

、、、なのでそれぞれ6弦=0.8mm、1弦=0.4~0.5mm分だけサドルを削って高さを下げるのですが、サドルを6弦側と1弦側で異なる量だけ削るという器用なことは無理ですね。

 

弦高を下げて一番問題になるのは弦のビビりだと思います。

1弦側は多少ビビっても気にならないんじゃないかと思いますので6弦側の高さを2.7mmにすべくサドルを削っていきたいと思います。

 

さて、サドルの高さと弦高の関係性が良くわかりません。

以下に小生の勝手な仮説を立ててますが、正しいかどうか不明なのと、面倒な話は読みたくないという方は下記青文字部は読み飛ばしてください。

 

アコースティックギターの構造・寸法に関する知識は皆無ですが、小生なりの仮説を立ててそれを元にサドルの削り量を算出したいと思います。

ざっくりとギターのナット部の弦が当たっている点を点A、サドル上面の弦が当たっている点をB、指板(厳密にはネックが反っていないとして、全フレットの頂点を結ぶ辺)がサドル下部まで延長したと仮定する直線と、B点からボディ方向に辺ABと垂直に垂らした直線の交点をCとするとABCは三角形とみてよいのではないかと思います。

なので点Aが鋭角となる直角三角形かと思います。(直角部は点B)

そして、12フレットはちょうど辺ACの真ん中あたりにあるので、、、

12フレットの弦の下面をD点、12フレットの頂点をE点とすると、先の三角形ABCと三角形ADEは相似な関係になりますね。

 

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なので、、、

BC=2×DE

 

だから12フレットの弦高の2倍分の寸法だけサドルの高さを下げれば(削れば)よい、という結論です。

 

6弦側12フレット部を0.8mm下げたいので、サドルは0.8mm×2=1.6mm分だけ削るということになります。

 

とはいえ、いきなり1.6mm削ってしまって高さを下げ過ぎたとなると取り返しがつかないので0.5mmずつ3回に分けて弦高を確認しながら作業することにしました。

(弦を緩めて、サドルを取り出し削って、またサドルを戻して弦を張ってチューニングして、弦の高さを測って、、、というのを3回もやるのは面倒ですが、ま、初めてのことなので慎重に行きます。)

 

さて、弦を緩めてサドルを取り出します。弦を緩めたあとにピンが抜けにくいときは、写真のように弦のワインダーについている窪み部分を使うんですね。

 

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ところで、、、このワインダー、高校生のときに買ったものなのでもう軽く数十年超えの時間が経過してます。(汗)

 

さてサドルはブリッジの溝にゆるくはまっているので手でサドルは外せました。このあたりはギターによってはキツくはまっているものもあるでしょうから、そのときはサドルを傷つけないようにぼろきれなどで養生したうえでペンチで引き抜くということですね。

 

サドルを外すとエレアコらしくピックアップと思しき金属パーツ(銅のメッシュが掛かっているようです)の一部が見えます。これは正確にはなんなのでしょうね。別途調べたいと思います。

 

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さてサドルに0.5mm削るためのマークとしてカッターでケガキを入れます。

そのときに必要なのが直尺と直尺用ストッパーです。両方ともジョイフルホンダで購入しました。

一応ネットで購入できるのでリンクを貼り付けておきます。

 

 

 

さて直尺とストッパーを使って0.5mm分だけサドルにカッターでケガキを入れます。

まずは0.5mm分だけストッパーのふちから直尺を出します。

 

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そしてこれをサドル底部(削る面)にストッパーのふちを当てて、写真のようにカッターでサドルにケガキを入れます。

 

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ちょっと見辛いですが、ケガキが見えますかね?

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さてこのケガキを目印にして、このケガキまでサドル底面を削っていきます。

削りは紙やすり150番で行い、底面の仕上げは耐水ペーパ―400番で行います。

(水は使わないので耐水ペーパ―でなくて普通の紙やすりでOKです。たまたま耐水ペーパ―があったから使っただけです。)

 

サドル底面を削るときには平らな面の上で作業する必要があります。

平らな面の適当なものがなかったので、5mm厚のアルミ板をジョイフルホンダで購入してこれを作業台にします。

(この5mm厚アルミ板は機械で切り出したままなので板のエッジが刃物のように鋭利な上にバリまであって素手で触ると危険です。なのでこれも金属やすりで面取りしました。本題とは関係ないのでこの作業風景は割愛です。)

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まずは150番の紙やすりで削ります。

 

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ケガキ線付近まで削ったら400番で仕上げます。

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仕上げたら、サドルについている削り粉をふき取って、サドルをブリッジにはめ込み、弦をセット、チューニングして高さを確認して、、、、、、、、、を3回繰り返しました。

疲れた。。。

さて3回目の測定で6弦側が3mm弱、1弦側が2mmジャストほどになりました。

6弦側は直尺の測定精度以下なので正確に2.7mmかどうかわかりませんが、3mmの目盛りを若干切っているので良しとしましょう。

 サドルを1.5mm削って、

6弦側が3.5mm⇒3mm弱となり、ー0.6~ー0.7mmくらい、

1弦側が2.6~2.7mm⇒2.0mmとなり、ー0.6~ー0.7mm

くらい、

よって、0.7mm×2=1.4mm≒1.5mmと言えるでしょう。

上記の青文字部の理論はざっくりと正しそうですね。精度はともかく、目安にはなるでしょうね、たぶん。

 

 

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ほぼ半日掛かりでしたね。ふー。

ブリッジ周辺を俯瞰するとサドルが低くなっているのがわかります。(もとの写真を撮り忘れましたが)

 

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この状態で弾いてみた感想ですが、弾きやすくなった感じですね。

ハイコードだけでなくローコードもです。

おー、結構良い感じです。

 

今回の作業は結果GOODでした。

なお、この記事を参考にして作業をする場合は自己責任ということでお願いしますね。