ディスク・ロードバイク導入検討 その1 COLNAGO編
最近ディスクブレーキのロードバイクが各社が普通にラインナップするようになり、いよいよ普及期に入ったように思います。
いままでディスクブレーキはあまり興味がなく「ブレーキはやはりトラディショナルなサイドプルブレーキだろう」と思っていたのですが、先日ディスクブレーキ装着の実車を見て結構かっこいいなーと思いました。
その実用性よりもカッコから入るのはいつものことなので。
以下、青い文字は聞きかじりの理屈、小難しい話なので興味ない人は読み飛ばしてください。
専門誌によると、自転車の軽量化の中でも回転しているホイールを軽量化するのが走行性能に最も効果的のようです。
ホイールは絶対重量も重要だが、回転モーメントがそれよりも重要であると。
ホイールを回転体ととらえるとホイール外周を軽量化するのが最も回転モーメントを下げられる。
だからアルミ合金のリムよりもカーボンのリムの方がリムが軽く良いのですが、いかんせんトラディショナルなサイドプルブレーキはそのリムにブレーキのシュー(ゴム)を押し当ててその摩擦力で制動力を作ってます。
だから、リムは摩耗していきます。
それと、その摩擦にある程度耐えられるようリムに強度が必要で、強度と軽量化の二律背反な関係があるわけです。
しかし、ディスクブレーキであればそんな二律背反は無くなります。ブレーキによるリムの強度確保は不要ですから。
ただし、ディスクブレーキは、サイドプルブレーキのようにタイヤの近く(のリム)で制動力を発生させるわけではないので、スポークはサイドプルブレーキのホイールよりも強度が必要とのこと。
ブレーキによる制動力の地面への伝わり方は以下のとおり。
●トラディショナルなサイドプルブレーキ
ブレーキシュー×リム(摩擦力)⇒タイヤ⇒地面
●ディスクブレーキ
ブレーキパッド×ディスクロータ(摩擦力)⇒ハブ本体⇒スポーク⇒リム⇒タイヤ⇒地面
だからサイドプルブレーキのホイールのようにスポークの本数を少なくすることが難しいようです。(結果ホイール全体の重量は増える。)
ただし回転モーメントはディスクブレーキ+カーボンリムの方が優位なような気がします。(そのあたりを証明する実データがないので断定はできませんがね。)
だけどね、まず見た目が新しくカッコ良いでもよかろうかと。
趣味なんですから。
実際に買えるかどうかは置いといて、買うならこれ、というのを頭の中でシミュレートするのは楽しいもんです。
せっかくなので頭の中だけではなくブログに残したいと思います。
COLNAGO ♣
中学生のころにCOLNAGOの存在を知ってから、DE ROSAとCOLNAGOは憧れのブランドでした。DE ROSAが♥マーク、COLNAGOが♣マークで、トランプのマークのようで、それがセンス良く、当時の自分にはヨーロッパの雰囲気のように感じたんですね。
一度は所有してみたいです。
ざっとカタログを眺めると、目に飛び込んできて気になるのはC64とV3-RSですかね。
C64 - PRODUCT | COLNAGO OFFICIAL SITE - コルナゴ公式サイト
C64はフラッグシップでしょう、きっと。
非常に戦闘的なルックスでとてもかっこよいです。トレンド通りワイヤ類はフレーム内蔵、ディスク仕様もあり、とな。
しかし、ディスク仕様のフレームが税抜73.8万円。このクラスだとパーツはシマノならデュラエース、カンパニョーロならスーパーレコードを奢る必要があるので完成車では、、、、、ふー、軽く100万円は超えますな。
ちょっとなー、ムリかな。。。
V3-RS
V3-RS - PRODUCT | COLNAGO OFFICIAL SITE - コルナゴ公式サイト
V3-RSは、最近流行りのフレーム構造でシートチューブとトップチューブ、シートチューブとシートステーのつなぎ部がオフセットしています。この形はあまり好きではないですが、オフセット量がそんなに大きくないので、ま、許容範囲内です。
ワイヤー類のフレーム内蔵、ディスク仕様ありと、こちらもトレンドを押さえてます。
これはディスク仕様ではフレームだけで税別56万円かー。このグレードのフレームには最低でもアルテグラを奢る必要がある。となると、う~ん、なんやかんやと90万円くらいになってしまいますなー。これもちと厳しいか。
V3
VORREI SORA / CLARIS - PRODUCT | COLNAGO OFFICIAL SITE - コルナゴ公式サイト
V3-RSが厳しいとなるとアルテグラの完成車でV3あたりか。
V3-RSの下位グレードのようで、フレームは「V3-RSと同型のモールドを採用」と微妙な言い回しなので、きっと同じ形の金型を使っているが材料のカーボンが違う(V3-RSより安い)のだろうな、と推測します。
レースだけではなくロングライドにも使えるように28Cのタイヤの太さまで対応しているフレームのようです。
V3はアルテグラDi2完成車で税抜56万円、アルテグラ完成車で45万円。
金策をなんとかして狙うところでしょうか。
CLX Disc
CLX - PRODUCT | COLNAGO OFFICIAL SITE - コルナゴ公式サイト
多分このCLX Discは中級グレードなんでしょうね。レースに使えるパフォーマンスを持ちつつも値段を押さえているというところかと。
トレンド通りケーブル類フレーム内蔵。
パーツはシマノ105で、実用本位で価格を抑えたレーシングモデルというポジションでしょうか。
V3以上よりも戦闘的な雰囲気は和らぐものの、自分にはこれがあっているかも、です。
価格は税抜35万円。重量8.4Kg。
C-RS(参考まで掲載)
C-RS - PRODUCT | COLNAGO OFFICIAL SITE - コルナゴ公式サイト
カーボンフレームの最下位モデルです。
ディスク仕様は用意されてないので、今回の検討スコープ外ですが、参考までに載せておきます。
パーツ類はシマノ105以下のもで値段を抑えてます。
しかしフォークコラムがカーボン、完成車重量8.2KgでCLX Diskよりも軽く(200gの差ですが)、価格は税抜24.9万円。
悪くないなー。
ディスクブレーキを検討テーマにしてなければ、このモデルがかなりの有力候補です。
さてさて、このあと”その2”を掲載していきますが、COLNAGOに関してはCLX Diskが候補というところですね。
しかしもう少し金策があるならV3にしたいところ、といったところかな。
今回はこのあたりで。