モノの所有感
写真については、銀塩フィルムカメラ時代から楽しんでおりましたが、時代の流れにともない撮影機材はデジタルカメラに移行し、現在に至っております。
先日、古い銀塩カメラに触れる機会があったのですが、デジタルカメラには無いワクワク感や、このカメラにフィルムを入れて写真を撮りたい、という欲求に駆られました。
この感覚は、懐古趣味によるものでなく、しばらく自分の中でも説明がつかずにいました。
それで最近ふっと思いついたのですが、この感覚は「モノ感」ではないかと思ってます。
フィルムカメラはフィルムに画像を潜像させて、それを現像するとネガフィルムができます。自分が撮影した画像が写っているネガです。
これは自分が創り出した「モノ」であります。
そしてプリントすると、ネガから画像が印画紙に転写されてこれを現像すると写真になります。
これもやはり「モノ」を創り出しています。
ですから、この一連のプロセスはモノを創り出していると言うことになるわけです。
デジタルカメラで撮影した画像をプリンタで印刷すれば同じだろう、という意見があると思いますが、デジカメの場合はプリントしなくても絵を鑑賞することは他にたくさん手段があり、今やそちらが主流になっているわけです。
どうもその辺りがフィルムカメラとデジタルカメラの違いではなかろうかと。
まあ、個人的見解の仮説ですが。
てなところで!
花粉症対策薬
花粉症飛散がピークを迎えているそうです。
そんなこと言われなくても、身体が勝手に反応してます。(笑)
毎年早ければ1月末からゴールデンウィークに入る直前まで、約3か月ほど少々憂鬱な日々が続きます。
とはいえ、毎年かかりつけのお医者さんから処方されている薬のおかげで、症状は軽くて助かります。
処方されている薬は、まず毎日服用するベース薬と、症状に応じて使う薬です。
まずはベース薬。
1日2回、朝と晩の食後に服用します。
晩は、会社帰りに飲みに行くこともしばしばあるので、寝る前に服用してます。
次は目薬と点鼻薬。
共に症状が悪化した時に対処療法として使います。
それと症状がかなり悪い時に服用する薬。
これは定常的に使うのはお医者さんからNGと言われているので、その指示に従い、シーズン中に数日使うか使わないか、です。
ま、薬がだいぶ良くなったので助かってますが、20代のころは医者に行かず薬も使わずに気合と根性だけで耐えておりました。
しかし、30歳になったころ、寝ている最中にくしゃみが出て何度も目が覚めたり、連日くしゃみと酷い鼻詰まりに悩まさらて、流石に気合だけでは耐えられなくなり、花粉症では始めて医者に行きました。
その時、お医者さんから「今までよく我慢してたなー」と。
そして処方された薬を服用したら、今までの辛さが嘘のように症状が改善されラクになりました。
痩せ我慢しないでもっと早くから医者に行けばよかった。
それと、お医者さんに処方してもらう薬は効き目が高いけど保険適用で市販薬より安く済むので、助かります。
てなところで。
腕時計のメンテナンス
親父の形見で日々使っていた機械式の腕時計をメンテナンスに出したくって、どこにお願いをするかいろいろと調べておりました。
時計の保証書記載の購入日からすると、すでに20年の時が過ぎているようで。
その間、親父がマメにメンテナンスをしていたとも思えないので、まー機械式ですし、何もせずに使い続けて油切れなどによる摩耗で重症になる前になんとかメンテナンスをしようかと思い立ったわけです。
使っていて特に不具合らしき現象はないのですが、若干時間が遅れるのでこのあたりも見てもらいたいし。。。
できれば外観も小傷がたくさん入っているので研磨して新品のようにしてもらおうかと。
こういうときの基本はメーカー純正のメンテナンスだと思うのですが、調べてみるとソコソコのお値段のようです。
メンテナンス+パッキン交換でフタケタ万円に届きそうな様相です。
どうするかなー、今回は見送るかなー、、、と思いつつネット上の評判などを調べて行き着いたのが、時計修理専門のエンジニアを擁する時計店のメンテナンス、修理サービス。
ネットでの注文を受け付けており、無料の時計送付用の梱包キットを送ってくれるとな。
個人ブログやその他でのお店の評判も良いようですので、お願いすることにしました。
それで結果は、というと、、、とても良かったです。
メンテナンスの内容は以下です。
・オーバーホール
・ゼンマイ交換
・切替車交換
・裏蓋パッキン交換
・ケース&ブレスレット研磨
不具合現象としては、、、
・ムーブメント油切れ
・ゼンマイ劣化
・磁気帯びあり
・内部部品劣化
・裏蓋パッキン劣化
とのこと。
それで費用の方は消費税込み、返送の送料込みでフタケタ万円の半分+アルファの値段で済みました。
納期は今回のケースでは1ヶ月でした。
戻ってきた時計は本当に新品のようで、、、
かなり満足な結果です。
ちなみに交換された部品は下記の写真のように時計と同梱されておりました。
興味のある方は「タムタイム 埼玉」で検索してみて下さい。
てなところで。
ギター弦の張替え 備忘録
本日はギター弦の張替えの備忘録です。
諸先輩方は「そんなの知っとるわ」という内容でしょうけど。
忘れっぽいので備忘録として記しておきます。
ギターの弦の張り替えは、チューニングを狂いにくくする目的で、ペグに弦をある程度の量だけ巻き付ける必要があります。
と言っても、巻き付け量が多過ぎると逆にチューニングが狂い易くなります。
それを加減しながら弦を張るのですが、その加減を毎回手探りでやるのも何なので、ある程度見当を付けるやり方を備忘録としておきたいと思います。
まず比較的理想的(と自分で思っているだけです)な弦の巻取り量と巻き付き状態の写真です。
こちらの写真は6弦のペグですね。
ヘッドに埃が写っているのはご愛敬ということで。。。
さてさてペグへの巻き付け量の測り方ですが、手のひらを開いたときの親指と小指の先端の間隔を一つの目安としたいと思います。
まずは弦をサドルに固定し、ペグには最初の巻き付けを行います。
写真は3弦の例ですが、まずペグの穴に弦を通しますが、弦にテンションをかける側に回すのは写真のペグが右に回る状態ですので、それを考慮して最初に弦を通します。
ようはギターが写真の状態でペグの弦を通す穴が上下になるようにして弦を上から下に向かって通します。
そして下の写真のように15フレットあたりに人差し指を置いて、親指に弦をひっかけペグの穴に弦を通した状態でフレット側の弦のたるみが下の写真のようになるようにします。(この弦のたるみがペグに弦を巻き付ける量になります)
上記の如く弦のたるみ量が決まったところで、下の写真のようにペグ側の弦に折り目を付けます。
右手は上の写真のままです。
そしてペグにワインダーをセットしてグリグリと弦を巻いていきます。上の写真でペグの弦を巻き付ける部分を右に回していきます。
そして大事なのが次のポイントです。下の写真のように弦の折り目を付けたところがネック(ナット)からきている弦の下を通るようにします。
そして次なのですが、さらにペグの弦を巻き付ける部分を1回転させ、次は弦がペグの巻き付け部の下方に巻かれていくようにします。下の写真の通りです。
このようにグリグリと弦を巻き付け、ペグの弦の巻き付け部に弦を下方にどんどん巻き付けます。
それでこの時、右手はどうするのかというと、弦のたるみが少なくなって上方の写真の状態を維持するのが難しくなったら弦を下の写真のように持ちます。
ようするに、まだ弦にたるみがあるので、弦をナットの溝に沿うように適当に弦にテンションをかけるようにサポートしながら弦を巻きます。
てなことで、以上は3弦で説明をしましたが、これを6弦からやっていきます。
厳密に言えばペグに巻き付く弦の太さが違うので、6弦から1弦まで同じ巻き付け量ではないはずなのですが、ま、今回はざっくりと、ということで。
ハンドメイドバイシクル展2019 その2
さて、ハンドメイドバイシクル展2019の、その2です。
SUNRISE(サンライズ)
新進気鋭な雰囲気全開の工房です。
ロー付けしたフレームにクリア塗装が展示されてましたが、クールです。
左右非対称のデザインのラグにステンレス板切り出しと思しきヘッドマークのビス止め、斬新なフォーククラウン、クリスキングのヘッドなど、その1で紹介したオーソドックスな佇まいの自転車とは完全に対局にありますがたいへん惹かれます。
デモンタブル構造のフレームのようで、写真右端にその継ぎ手が見えますが、それよりもフレームポンプを固定するであろう小物が個性的です。
それでまた、リアエンドのデザインが個性的でクールですなー。この工房のアイデンティティーのような存在感です。
細かいところではチェーンステー下部のアウターストッパーもとても個性的です。
手抜かりはないですな。鉄板切り出しのロゴをフレームにロー付けしてます。ここまでやってくれるとうれし涙で泣けてきます。
本当にオーソドックスとは対極にありますが、とっても惹かれます。
ここも今度工房に行ってみるかな。
CHERUBIM(ケルビム)
自分が自転車に興味を持ち始めた中学生のころからあるブランドです。
現在は世代交代して2代目の方が工房を引き継いでいるようです。
オーソドックスなものから最新トレンドのものまで幅広く展示されてますが、やはりケルビムといえば自分にとってはR-2と思います。自分が中学生のころからあるシリーズですが、最近のものはとても個性的でセンスのよい装飾が入るようになっており、ずっと気になっております。
このR-2はオーソドックスなシルエットながら、シートステー蓋の意匠がモダンで好きですね。
やはり細身のクロモリ・フレームにはスレッドステムとカンパニョーロのシルバーパーツが似合いますな。ボトムブラケットのラグも薄く削りこんでおり、品がありますなー。
WELD ONE
チタンフレームの工房ですが、モーターサイクル用のパーツも手掛けているようで、こちらもオーソドックスとは対極のニューウェーブに近い印象です。
リアサスペンション装備MTBフレームも制作しているようで技術力高そうです。
段ボールで制作のリアディレイラー回りのオブジェ、面白いですねー。
トーヨーフレーム
ここは老舗と言っても良いのではないでしょうかね。リッチーロジックのフレームを制作していたことでマニアには有名です。
フレームの素材を確認し忘れましたが、この輝きからするとステンレスか?
なんともキレイなフレームで眺めているだけで酒が呑めますな。
興味のあるところだけの紹介になってしまいましたが、個性的で魅力的な自転車を眺めて楽しめました。
これに加えてハンドメイドですからオーダーメイドができるわけで、自分のためだけの1台を手に入れるというのはやはり良いですね。
心の中の憧れが、くすぶりから燃え上がりになってしまいそうです。
ま、ちょっとしばらく頭を冷やして自分の気持ちの様子を見たいと思います。
てなところで。
ハンドメイドバイシクル展2019 その1
ハンドメイドバイシクル展2019に行ってきました。
ずいぶん昔(多分10年以上前じゃないかと)に行ったことはありますが、その時は武道館近くの科学技術館で開催だったと記憶してます。
今回は東京流通センター開催ということで、さっそく行ってきました。
ずっと前からオーダーメイド自転車は憧れで、オーダーメイドで作りたいと思っておりました。
以前にもこのブログで触れたと思いますが、実はオーダーメイド自転車は、大学生のころにランドナー(ペガサス:神金自転車商会)と、社会人2年目のころにロードレーサー(ディオス)で作ったことがあったのですが、両方とも1年ちょっとくらいで手放しております。今考えると両方とも無理してでも取っておけばよかったなーと後悔しか残ってません。
だからもう一度、憧れを、、、、、というのが続いているということでしょうな。
ま、前置きはこれくらいにして、さっそく興味をもったところだけ紹介します。
LEVEL(マツダ自転車工業)
以前に聞いた話では、ここは競輪選手へのフレーム供給がメインの硬派な工房と聞いております。
いきなりこの「オレンジ色の憎いやつ」(昭和の人しかわからないオヤジギャグです)にやられましたねー。
変速機やチェンリング、ブレーキなどのパーツはイマドキのものを使いながら細身のクロモリ・ロードレーサーとしてのシルエットの美しさが際立ちますね。
各部のフレームの処理もオーソドックスながらとても佇まいがキレイです。
しかも変速機はSRAMのワイアレス電動式のRED eTAPです!!
その中でボトルゲージがステンレス・ワイヤというのが渋すぎる!
そして私のこだわりポイントなんですが、ハンドルステムはアヘッドでなくて昔ながらのスレッドステムが細身のクロモリフレームには似合うんですよねー。
それとフロントフォークがカーボンでなく、ここも細身のクロモリ製というのがポイントだと思います。
オーソドックスな佇まいではありますが、ラグとフロントフォークのメッキと、ヘッドパーツのシルバーと、ステム、ブレーキのシルバーが美しい重奏のようです。
最初から興奮気味ですが、次は自分にとってのブランニューです。
HELAVNA(ヘラブナ・サイクル)
工房が東麻布にあるらしいです。
いままで全く知りませんでした。(リサーチ不足!)
しかし、ここの展示車をよく見ると、強く惹かれるものを感じます!
なんといってもオーソドックスな美しいロードレーサーです。
しばし細部を眺めまわします。
いや、ほんとにきれいな自転車ですねー。
フレームはここで制作してもらって、フレームの色使いとパーツ構成は、先の「オレンジ色の憎いやつ」を参考にさせてもらうのは「ありかも」ですね。
ここの工房のカタログを頂きましたが、それもとてもGOODでした。著作権の問題があるかもしれませんので表紙だけにしておきますが、中身もなかなかシビレます。
こんど工房に行ってみようかな。
ちなみに工房への訪問は要予約だそうです。
さてさて、、、今日は疲れたので続きは「その2」で。
てなところで。